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IPアドレス・クラス・CIDERまとめ【AWS】

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この記事を書いた人
キッパ

情シス(基盤運用)
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IPアドレス・サブネットマスク

IPアドレス:「住所」のようなもの。ネットワーク部ホスト部からなる。

ネットワーク部が住所なら、ホスト部は「番地」を表すと言える。

ネットワーク部が同じだと、同ネットワーク部に属している。直接通信が可能。

違う場合は「ルーター」(中継機器)が必要になる。

このネットワークの範囲をネットワークセグメントと呼ぶ。

サブネットマスク:どこまでがネットワーク部でどこからがホスト部なのかの境界を表すもの

ネットワークアドレス先頭のIPアドレス。ネットワーク自身を表す
ブロードキャストアドレス末尾のIPアドレス。同セグメントのすべての機器のIPアドレスに同内容を一斉送信可能。全ビットが1。
【備考】
ユニキャストアドレス:1人の相手に送る
マルチキャストアドレス:複数の相手に送る

クラス・CIDER

IPアドレスにはクラスがあり、クラスごとにサブネットマスクの長さが決まっている。

クラスIPアドレスの範囲サブネットマスクIPアドレスの数
A0.0.0.0 – 127.255.255.255255.0.0.0約1677万
B128.0.0.0 – 191.255.255.255255.255.0.065,536
C192.0.0.0 – 223.255.255.255255.255.255.0256

上記のクラス分けを見ると、仮に5000くらいのホスト数の中規模の会社の
場合、クラスBのIPアドレスを割り当てる必要がある。
そうなると、約60000くらいのIPアドレスが無駄になってしまう。

従来のクラス分けにとらわれず、1ビット単位で区切れるようにしたのが、
CIDERである。

AWSのVPCでは/16〜/28までのCIDERブロックが指定可能。

CIERIPアドレスの範囲サブネットマスクIPアドレスの数
10.0.0.0/1610.0.0.0 – 10.0.255.255255.255.0.065536
10.0.0.0/1710.0.0.0 – 10.0.127.255255.255.128.032768
10.0.0.0/1810.0.0.0 – 10.0.63.255255.255.192.016384
10.0.0.0/1910.0.0.0 – 10.0.31.255255.255.224.08192
10.0.0.0/2010.0.0.0 – 10.0.15.255255.255.240.04096
10.0.0.0/2110.0.0.0 – 10.0.7.255255.255.248.02048
10.0.0.0/2210.0.0.0 – 10.0.3.255255.255.252.01024
10.0.0.0/2310.0.0.0 – 10.0.1.255255.255.254.0512
10.0.0.0/2410.0.0.0 – 10.0.0.255255.255.255.0256
10.0.0.0/2510.0.0.0 – 10.0.0.127255.255.255.128128
10.0.0.0/2610.0.0.0 – 10.0.0.63255.255.255.19264
10.0.0.0/2710.0.0.0 – 10.0.0.31255.255.255.22432
10.0.0.0/2810.0.0.0 – 10.0.0.15255.255.255.24016

グローバルアドレスとプライベートアドレス

なお、IPアドレスは自由に使えるわけではない。

グローバルアドレス:インターネット上に公開されるIPアドレス。重複しないよう、プロバイダ等を通じて、割り当てられる。
プライベートアドレス:企業内LAN等で自由に使えるIPアドレス。範囲が決められている。

なお、プライベートアドレスIPが割り当てられた社内PCなどが、インターネットに接続する場合、ルータ等によって、グローバルIPアドレスに変換される。

プライベートアドレスの範囲CIDER
10.0.0.0 – 10.255.255.25510.0.0.0/8
172.16.0.0 – 172.31.255.255172.16.0.0/12
192.168.0.0 – 192.168.255.255192.168.0.0/16

AWSにおける利用可能なアドレス(例10.0.0.0/24)

10.0.0.0ネットワークアドレス
10.0.0.1VPCルーター用
10.0.0.2DNSサーバー
10.0.0.3AWSで予約されている
10.0.0.255ブロードキャストアドレス

AWSの場合、利用可能なIPアドレスの個数は5つ減ることになる。

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