住宅営業でも苦戦する土地探し。場合によっては1ヶ月以上かかるケースもあります。
ちなみに私は非常に土地探しは得意でした。土地探しにはコツがあります。
今回は土地がすぐ売れるような人気エリアに建てたい方向けの話です。
土地探しが苦手な営業マンも読んでください。
誰に頼むのがスムーズなのか
これは、建てる「住宅メーカー」一択です。
理由は2つあります。
- 土地情報は住宅メーカーの元に集まる。
- 良い土地情報はネットには中々出ない。
これはなぜかというと、
基本的にどの住宅メーカーも、懇意にしている不動産会社があります。人気エリアの土地情報というのは、生物と言われるほど、一分一秒を争います。
不動産業者はネットに情報を出す前に、仲の良い住宅メーカーなどに土地情報を持っていき、客付けしているという事がかなりあります。
つまり、建てるメーカーを決め、そのメーカーに探してもらうのが一番効率が良いということです。
不動産会社はネットに出す前に、水面下で客付けしようとするわけですから、一人で頑張って不動産会社を回ったり、ネットを常に見ていても圧倒的に不利と言う事です。
ですが、ただ任せるだけではなく、自分でも探したいという方もいらっしゃるでしょう。不動産会社がどのように土地を探してきているのかを知る事が大切です。
土地探しのコツ
知人に聞いて周る
意外と有効なのが、聞き込み。
祖父、祖母、友達の祖父母・親など、家族や親戚・知り合い関係など手当たりしだいに聞いて回ります。
高齢な方ほど土地を持っていたりしますから、意外と自分の周りから攻めて、売ってもいいよという人を見つけられる事があります。
私のお客様は町内会長に聞いて土地を売ってもらったという事もありました。まずは周りの人に聞きましょう。
ちなみに不動産屋の9割は、紹介により仲介できる土地を見つけてきます。
売上を上げている不動産屋は何よりも人脈を大切にするのは、その繋がりが利益に繋がるからなのです。
街を回る
意外と忘れがちなのが、土地の売り看板を探す事です。
特に個人で売りに出している方等は、インターネットにすら土地情報を出さずに、看板だけ立てるという場合もあります。
つまり、街をまわって、売り看板が立っていないかを片っ端から、探し、問い合わせをすると、意外とまだ売れていなかったりします。
私も土地探しをするならまず、車で街を回ります。
仲の良い不動産を作っておく
これができれば、苦労しないのですが、仲の良い不動産屋を作っておくのは超有効です。
通常、不動産屋に問い合わせても、売れ残っている土地を紹介されるか、
「また新しい土地情報がでたら、連絡しますねー」で終わります。
で、その後は大体連絡は来ません。(優しい不動産屋なら来るともありますが)
なぜかと言うと、不動産屋も仲の良い取引先がたくさんいますから、普通に考えれば先にそちらに持っていきますよね。
つまり、不動産屋が優先的に土地を紹介してくれるには、仲良くなるしかないのです。
地上げ
最終手段です。
法務局に空き地の情報を取ってそこに書いてある持ち主の情報を頼りに、直接交渉に行く事です。
昔は多かったようですが、今は不動産屋ですら地上げはほとんどしません。なぜなら、成功確率がかなり低いからです。
良い空き地を持っている地主は、当然電話やら手紙やらで、
「売ってくれませんか」という勧誘が
何件も何件も来るわけですから、相当嫌がります。そういう、地主は売らないか、知り合いにしか売りません。
つまり、見ず知らずの者が、地上げしにいっても、追い返されて終わります。
成功確率は100件に1件程度でしょうか。
しかし、私の経験上、小さな街は、成功確率がかなり上がるイメージです。
あまり都会でない場所で空き地を見つけた場合は、地上げをお願いしてもいいかもしれません。
自分で行ってもいいですが、営業マン経由で不動産屋に任せた方が決定率は高いです。
中々見つからないときは
私の経験上、1ヶ月以上見つからないときは、お客様側に問題があります。
理想の土地の条件が高くなりすぎてしまっている可能性があります。婚活女性と同じです。
理想が高すぎて、よい土地はあるのに、それを除害してしまっている事がよくあります。
完璧に条件の合う土地を探したい気持ちは分かります。
私のお客様で、エリアも狭く、南向きしか受け付けないという、非常に難しい条件で土地を探していましたが、4年程見つかりませんでした。私が退職時に引き継ぎをしたので、その後は分かりません。
絶対に理想の土地を見つけるまでは家を建てない!という確固たる気持ちがある方以外は、自分の理想の7割~8割くらいで妥協する事が一番のコツです。
住めば都となりますから。
まとめ
まずは、住宅メーカーに任せ、同時並行で自分でも探してみるのを強くおすすめします。
100%理想の土地を見つけようとするのは、やめましょう。かなりの時間と労力がかかります。
仮に完全に理想の土地ではなかったとしても、住めは都となります。これはこれまでお引渡後のお客様を見て来て間違いありません。断言します。
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