早いもので未経験でSES企業に飛込み、 約2ヶ月が経つ。SESと聞くと度々話題になる。配属先がブラックというイメージを抱く人も多いか思う。私もそうだ。是非、まだ約2ヶ月ではあるが、私の体験談を元にこれからIT業界を目指す人は参考にしてほしい。
配属までの面談の激闘も是非。
大好評の記事です。
ヘルプデスクとは
まずはじめに私が最初に配属が決まったのは情シス(情報システム部)、
いわゆるヘルプデスク業務だ。
ヘルプデスクとは問い合わせ窓口的なものだ。
未経験で入社すると大半はこれになるだろう。
具体的には
・社内もしくは社外からの問い合わせ対応(技術的なものから事務的な事まで)
・社内の申請受付(アカウント発行、停止、携帯電話、PCの発行など多岐にわたる)
・ソフトウェアやクラウドサービスの管理・運用
・社内システム導入・管理などの手順書やナレッジ作成
・申請業務の自動化、それに必要なツール作り
・障害対応 等々かなり多岐にわたる。
私はこの中の申請受付・ソフトウェアやクラウドサービスの管理などを担当している。
会社内ではサービスデスクと呼ばれ、
一般的なヘルプデスクよりは、技術的な対応も求められる。
実際に勤務して感じた事
かなりホワイト
勤務する前は、「常駐先の社員が冷たい」「雑用ばかり任される」
「SESだけはやめとけ」等
ネガティブな話が多かったため、かなり覚悟していた。
しかし、勤務してみるとそんな事は一切無く、
社員と扱いは全く変わらず、人間関係も良好の様子。
むしろ、歓迎会まで開いて頂けることに。
踏み台としか考えていない私は何だか申し訳なくなった。
(まあ、相手もそれ前提で受け入れているとは思うが。)
私のような客先常駐の事を社員と区別するためにBP(ビジネスパートナー)と会社内では呼ぶのだが、 幸い、常駐先はBPが多いという事もあるのかもしれない。
それもあり、先輩BPに気軽に質問出来る環境にあり、非常に働きやすい。
BPが多い現場に行くのがおすすめという声もあるが、これは本当のようだ。
意外と忙しい
私の最初のヘルプデスクのイメージは定時にきっちりあがるというイメージが強かった。
しかし、社員、BP問わず、ガンガン残業している。
私の配属先の場合はただ単に問い合わせをこなすだけではなく、
かなり業務が多岐にわたるのもあるだろう。
BPを管理しているリーダークラスの社員はかなり忙しそうである。
ヘルプデスクだからといって、残業が無いわけではないのは覚えておいてほしい。
私も暇な時もあるのだが、月末などは申請も多く、あっという間に定時になっている事もある。
ちなみに私はこの2ヶ月の平均月残業時間は約5時間である。(無駄な仕事はしないスタイル)
電話対応だけではなかった
私のイメージだと、
ヘルプデスクと聞くと、コールセンターのイメージが強く、
どちらかというと、ITの仕事とは離れているイメージであった。
しかし、実際に配属されてみると、
私はサービスデスクという電話対応ではなく、
申請処理などの部門であったため、
電話することはなく、対応したとしても
専用のサイトの問い合わせ対応で基本はチャットだ。
なので、基本的にしゃべることは無いし、
クレームを処理することも無い。
なので、一概にヘルプデスクといっても、
どんな企業のヘルプデスクなのかで変わるため結局は配属ガチャである。
スキルはやはりつきにくい
ヘルプデスクをずっと続けていても、スキルはつきにくいのは確かだ。
実際、この2ヶ月でほとんどの仕事を覚え、
1人で出来る程までになってしまった。
これは最初の配属先なので仕方ないといえば仕方ない。
しかし、この言葉で片付けてしまっては永遠に変わらない。
幸い配属先は大手IT企業の子会社のため、部署異動もあるらしい。
次に指揮者との面談があるらしいので、
そこで少しでも技術をつけられる部署へ行きたいという事をアピールする予定だ。
セキュリティが厳しい
これは個人的に驚いた事なのだが、
前職はそこまでITリテラシーの高くない住宅メーカーということもあり、
IT企業のリテラシーの高さに驚いてしまった。(今考えれば当然なのだが)
私が配属後最初に聞いた質問を聞いてほしい。
「Wi-Fi使っていいですか」だ。
鼻で笑われた。(気がする)
IT企業は社内にネットワークにアクセス出来る端末もしっかり制御しているし、
PCのログも常に取っている。
前職では会社PCに私用のUSBメモリを挿すことすら許されていたし、業
務携帯にモンストをインストールできた私からすれば驚くのも無理はない。(自分で言うな)
別業界から挑戦しようと考えているあなたもITリテラシーは高めておいたほうが
恥をかくことはないだろう。
まとめ
ヘルプデスクは未経験エンジニアの登竜門といったところだろう。
1社目の配属ガチャは当たりといえる。
今の所は非常に働きやすい。
とは言ってもやはり専門的なスキルは付きにくい。
結論は資格をしっかり取得するなどし、
次のよりレベルの高い現場に行けるよう、自己学習が必要、と言う事だ。
未経験からだと、這い上がる楽しさもあって、
向上心の強い人には非常におすすめできる業界だ。
是非、一緒にIT業界というピラミッドの一番下から
這い上がっていこう。
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